まず制度の流れを説明します。
- これまでは、「65才までの雇用確保の義務」でした。
- これに加えて「70才までの就業機会の確保」が努力義務となります。
- つまり、60才定年ではなく、どんどん働けということです。
そこで、60才から65才までの老齢厚生年金の支給停止基準が変わります。
これまで28万円が47万円へ緩和されます。
働くのをやめて年金暮らし→減らす
これまで通りバリバリ働く→増やす という国の作戦であります。
もうひとつポイントとなるのは、繰上げ受給の減額率の見直しです。
1月あたり 0.5%から0.4%に変更されます。
これまでは、60才 0ヶ月目は、0.5% x 5年(60ヶ月)= 30%減額でした。
今回からは、60才 0ヶ月目は、0.4% x 5年(60ヶ月)= 24%減額となります
仮に、繰り上げて月10万円の年金は、70,000円だったところ、76,000円と増えます。
繰上げ受給するかどうかは、慎重に考える必要がありますが、このような制度があることは、知っておくべきです。
詳しくは、「日本年金機構」ホームページ を参照してください。
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